きれいな部屋に住みたい

気づいたら部屋が散らかってる30代ワ―ママ(時短)の雑記ブログ。生産性の低さをどうにかしたい。

キャリアビジョン面談

うちの会社では毎年、今後どんなキャリアを積んでいきたいか、という内容のシートをを書かなければいけなくて、そのシートの内容をもとに上司と面談が行われます。
大体は課長クラスとの面談ですが、今年は部長が新しくなったこともあり、課長、部長どちらとも面談しました。
同じことが記載されているシートだったのに、面談の内容が全く違って、自分がその話から受けた印象が違いすぎて面白いなぁ、、と思ったので、忘れないうちに思ったことを残しておきたいと思います。(備忘録的な感じなので長いです)

 

さて、まず自分が何を書いていたのかです。
シートでは数年後どのような業務をしたいかについて記載を求められるのですが、自分は業務内容というより、業務の条件を書いています。

 

・3年前から時短勤務をしていて、且つ今年2月末には第二子の産休に入る

・夜までかかる遠方の業務や泊りがけの出張は外してもらい、業務はデスクワーク中心を希望(両親が遠方なので子育てのイレギュラーにも対応できるように)

・可能であれば、デスクワークの中でも専門性が身につく業務がありがたい

 

2つ目の条件でかなり業務の幅が狭くなるので、最近の業務が本当に雑務(内部統制がらみの書類提出、契約書の整理・リスト化、樹海化した部内フォルダ(PC)の整理、10数年前の書類が詰まったキャビネットの整理、社外アンケートの発信・集計(かなり面倒))ばかりになり、誰かがやらなきゃいけないけど優先順位は低く面倒、、なものを一身にかき集めた感じの業務内容になりました。

ただ、この条件で仕事させてもらえるって本当に恵まれている、という認識は第一子の育休明けから持ってて、どんな内容の仕事でも断ったことはなく。一方で子育て期間中の10年くらいをずっとこんなことやってたら、通常勤務に戻ったときに周りの成長とのギャップやばいんじゃない、という焦りは日々持っていました。

面談ですが、まずは課長と実施。
課長は、書いてあることを実直に理解してくれるタイプの人。直属の上司で接点も多く条件を飲んだ上で仕事を振ってくれています。雑務もガンガン振ります。ちなみに昨年娘が入院しICUに入っていた時に、午前中1時間でも業務できない?と言ってきた人です(その点だけは根に持ってる)

 

・条件については理解してくれて、できないことは無理強いしない(基本やさしい)

・振っているのがまぁつまらない雑務であることも自覚はある

・焦りもわかるけど、条件あるからまぁしょうがないよね・・という感じ

 

そう。条件あるからしょうがないよね、というのが課長と私の認識の終着点で、10年後のビジョンは?とかも聞かれたけど、その時は未来が全くみえず、もやっとした気持ちを抱えたまま、面談を終えました。

余談ですが、海外勤務について希望ある?って聞かれたときに、「現実的に行けません」と答えたら、「いや、家族で海外勤務して子供に経験させたいとか・・」とか言われたので、「奥様に来年から海外勤務だから仕事辞めて(休んで)ついてきてって言われたら課長いきます?さすがに子供2人抱えて海外勤務しながらワンオペって選択肢もないと思いますけど・・」って言いました。この選択肢は奥さんがついていくパターンが圧倒的に多いのではないだろうか。

 

 

次に部長。実は部長は自分が新入社員の時に同じ部署の違うチームにいた先輩でした(直接接点はなかった)。

部長が話してくれたのは以下の内容。

 

・周りと比べて焦るって言ったけど、30代後半過ぎたら、同期や後輩と比べるのではなく、自分の人生でどのように飯を食っていくのかを考える(会社にこだわらず)。この会社でいうなら、他人との比較ではなく、この会社をどのようにしたいか、そのために何をやるか。それが視座を上げるってこと

・課長職は課をうまく回すことに目が行きがちだけど、求めているのは全体最適であって部分最適ではない。極論、課がある程度回ることで社内全体が上手く回っていれば、課の細かい部分をつつくように整備しなくたってよい。

・子育てはやっているときは長く感じるけど、時短の期間は数年(その部長は自分が新入社員の時、3人のお子さんの保育園送迎を5時半起きで10年間継続していたらしい)。時が経つと今なんてほんのちょっぴり、その先をしっかり見た方がよい

・50~55歳は与えられたキャリアをひたすら突き進むだけ、55~60歳は後進の育成が重要。なのでキャリア形成はまずは50歳を目安に考えればよい。残りの十数年をどう過ごす?

 

同じシートを見て面談したのに、この内容の違いに衝撃受けました。やっぱり課長は実務を見なきゃいけないから、直近組織をうまく回す采配が重要だよね。けど部長になると見ている景色も違うんだな(これが視座ってこと?)。

焦ってふわふわして、未来がぼやけていた自分の気持ちがストンと落ち着いたような。60歳までのキャリアって言われると、そう言われたって何もみえないよ!となっていたのに、具体的に50歳を目安に、と言われた瞬間、急に後の人生が現実味を帯びてきて、先のことはわからない・・と言い訳しながら自分が何も考えていなかったことに気付かされました。

 

キャリアを含めて、自分がこれから何をして、どう生きていきたいのか。考える時期にきているようです。